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歯科医院の開業資金の調達と銀行の融資条件

歯科医院の開業に必要な資金

今回は、歯科医院を開業される場合に「必要となる開業資金の目安」と、その開業資金を調達するための「銀行の融資条件とその交渉方法」について、解説していきます。

内装工事

現在資材が高騰し、建築単価が以前よりも大幅に高くなっているため、内装工事の坪単価は70~80万円は見込んでおく必要があります。歯科医院のサイズとしては、35坪~50坪は必要なことから、2,450万円~4,000万円程度が目安となります。

医療機器

医療機器は、次の金額が目安となります。

  • ユニット :@350万円~400万円
  • レントゲン:@800万円~1,200万円
  • レーザー :@400万円
  • マイクロスコープ:@200万円~400万円
  • ウオッシャーディスインフェクター:@200万円~400万円
  • その他機器:200万円~300万円

診療材料・広告費用

診療材料・広告費用は、次の金額が目安となります。

  • 診療材料:200万円~300万円
  • ホームページ制作費用、その他広告費用:100万円~
  • 歯科医師会入会金

以上が初期費用になります。また、診療報酬は診察の2ヶ月後にしか入ってこないため、運転資金として、経費の3ヶ月分程度を確保しておく必要があります。したがって、テナント開業するための資金計画として、7,000万円~8,000万円を目安として考えておく必要があります。

銀行の融資条件とその交渉方法

テナント開業する場合、7,000万円~8,000万円の資金が必要となります。戸建て開業であれば、さらに多くの資金が必要です。開業にあたっては、銀行から資金調達を行うことになります。

金利

弊所の支援実績では金利の目安は0.8%になります。

先生の背景資産や調達金額で多少増減の可能性はありますが、金利は住宅ローンに近いくらいの有利な条件で借りることができます。この0.8%には、住宅ローンと同様に団信保険料0.3%程度含まれています。実質的な金利は0.5%程度となります。

万が一、先生が不慮事故や急な病気で亡くなられてしまった場合、銀行からの借入金は、相続債務として、奥様やお子様が相続することになります。相続放棄をすることもできますが、その場合には自宅等の相続財産も放棄しなければなりません。しかし、団信が付くことで、万が一、先生に相続が発生した場合には借入金残額の全額の返済が不要になります。団信がつくことで安心して経営を行うことができます。

返済期間

弊所の支援実績では設備資金・運転資金ともに返済期間は20年間になります。

返済期間はできる限り長く引っ張りたいので、金融機関の許容範囲の最長である20年で銀行へ依頼しています。早くクリニックが軌道に乗り、資金に余裕がでれば、繰上げ返済を検討して、金利負担を軽減させることもできます。繰上げ返済する場合、違約金が設定されることもありますが、違約金も発生しないように依頼しています。

据置期間

弊所の支援実績では据置期間は1年間になります。

融資を受ける際には、据置期間を設定します。開業当初は集患が難しいものの、人件費や家賃等の支払いが発生し、収支がマイナスとなります。開業月から借入金の返済負担もあれば、資金繰りを大きく圧迫します。そのため、据置期間1年の設定を銀行へ依頼しています。これにより借入金の元金返済は、開業1年後から開始となり、資金繰りが安定します。

担保と保証人

弊所の支援実績では無担保・無保証人になります。

自宅を担保として差し出す、奥様や親御様に連帯保証人になってもらうのは大きな抵抗があると思いますので、無担保・無保証人を銀行へ依頼しています。

クレジットカード

銀行は実質0.5%で融資をしても、金利収入が極めて少なく、全く儲かりません。1億円融資をしてリスクを取っても、0.5%であれば、金利収入はたったの年間50万です。そのため、銀行のクレジットカードを使ってほしいという申し出があることが多いです。

一般的なクレジットカードの手数料は3%~4%ですが、銀行のクレジットカードはドクター優遇されており、1%~2%未満とされています。キャッシュレス決済も多くなる歯科では、医院側に有利になるので、前向きに検討してみましょう。

リースの必要性

クレジットカード同様に、銀行が手数料収入を上げるため、リースの依頼をされることがあります。リースのマージンは表に出ないので分からないですが、融資の金利に比べれば、実は高いマージン設定がされています。資金調達額が大きい場合などは一部リースを提案されることがあります。銀行交渉を有利に進めるために必要であれば検討するケースもあります。

弊所のサービス内容

フェイス税理士事務所では、銀行からの資金調達にあたって、下記のサポートを行っております。融資手数料を請求されるコンサルタントも多いですが、フェイス税理士事務所では開業前の先生にご負担のないよう無料でサポートしております。事業資金の調達は初めての経験になると思いますので、ストレスがかからないよう医院開業に強い専門家のサポートは必須です。

  • 銀行の紹介
  • 銀行との条件交渉の代理
  • 銀行との打ち合わせ時の同席

資金調達だけでなく、不動産の物件選びから内装・医療機器・HP会社の紹介など、開業の準備段階から開業月まで完全無料でトータルサポートを行っております。

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