【税理士監修】クリニックのウェブ集患はコラムが重要
クリニックのホームページはコラムでSEO対策をする！
開業される医師の先生はホームページ等のウェブにより集患を行っています。Googleがホームページを認識するまでに2～3か月かかることから、開業の半年程度前からホームページの制作をスタートしておく必要があります。開業と同時にGoogleトップ表示されれば理想的です。
著者：フェイス税理士事務所 代表税理士 高田祐一郎
ホームページを作るだけでは単なるクリニックの紹介サイトになってしまいます。「疾患名と地域名」で検索したときに、Googleでトップ表示を目指したいものです。
私は継続的に医療コラムを作成していますが、弊所のホームページは毎月コンスタントに5,000ユーザーのアクセスがあります。コラムがバズったときにはひと月13,000ユーザーからのアクセスがありました。
ドメインパワーを高めることで上位表示される
ドメインパワーの高いサイトほどGoogleで上位表示されます。ドメインパワーは下記のサイトで調べることができます。
ドメインパワーを高めるためには、次の2つが重要となってきます。
- 被リンクの獲得（外部サイトに当院のホームページＵＲＬを貼ってもらう）
- コラムを作成して専門性の高いサイトであることをGoogleに認知させる
被リンクはクリニックの紹介サイト等であれば、依頼をすれば簡単に貼ってくれます。厚生労働省等の行政が貼ってくれれば最も効果が高いですが、現実的ではありません。紹介サイトの中でもドメインパワーの高いサイトにリンクを貼ってもらうことが効果的です。
しかし、私はドクターのような専門職がウェブ集客をされる場合、2つ目のコラムの作成の方が重要と考えます。
月1回で良いから渾身の3,000文字コラムを作成しよう！
Googleが高く評価をするのは3,000文字程度のコラムになっています。コラムを週1回作成することは大変ですし、時間が無く短いコラムしか作成できなければ効果は低いです。月に1回で良いので、3,000文字で、先生の専門性の高さが伝わる渾身のコラムの作成を目標としましょう。
生成ＡＩを使えば、一瞬でコラムが作成されてしまう時代です。そのため、生成ＡＩが書けない現場の生の情報を提供する必要があります。
診察されていると、患者さんから質問や相談をよくされると思います。「患者さんから質問や相談をされる内容」と「先生が答えている内容」をコラムにされたら良いと思います。これであれば思考するかのようにコラムをすらすらと書けるはずです。これは患者さんのニーズが高く、先生のオリジナルの回答であり、ＡＩが知らない現場の生の情報です。
コラムのタイトルにターゲットを入れる
Google検索をしたときに、表示されるのはタイトルであるため、コラムのタイトルには「疾患名」など患者さまが検索するターゲットワードを必ず入れるようにしましょう。
また、コラムを作成した場合、誤字脱字がないか、1つの文章について第三者が読んだ場合でもすらすらと理解しやすい流れになっているか、文章全体の言葉が統一されたもので理解しやすいか等、読みやすい文章である必要があります。主観的ではなく、客観的に見直しをしましょう。文章力の高いコラムは読むストレスがないのです。
開業前に20～30本のコラムを用意できれば集患効果はかなり大きいと思います。
集患への導線が重要！（コラムを作成するだけではダメ）
ホームページの性質として次の2つを理解しておく必要があります。
- コラムはアクセス数が多いものの、情報だけ取って離脱するケースが多い
- サービス内容のページはアクセス数が少ないものの、集患に繋がる可能性が高い
Googleアナリティクスで、ページごとのアクセス数を見れば分かりますが、コラムへのアクセス数はとても多いです。しかし、情報だけ得られれば離脱し、どのクリニックのどの医師の先生のコラムなのか印象に残らないケースも多いのです。
それに対して、クリニックのホームページ内の医療サービス内容のページへのアクセスは少ないですが、クリニックや医師の先生のことを確認されるため、来院される可能性は高まります。
それではどうすれば良いか？
コラムを作成する場合、次の2つをコラムに入れる必要があります。
- 執筆者情報（クリニック名、医師名、資格・キャリア）
- ホームページのサービス内容のページに繋げるバナーリンク
1つ目は専門医が書かれたコラムとして、読者の安心感や信頼を獲得できます。2つ目はバナーを設置し、内部リンクを入れます。来院に繋がるサービス内容のページのリンクです。アクセス数の多いコラムから、来院率の高いサービス内容のページに繋がる導線を設けることで、集患効果を最大限高めていきます。
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